言志四録

重職心得箇条を読んで、佐藤一斎という人物にひかれたので、代表作である言志四録を読んでみました。

恥ずかしながら、実際に読むまで言志四録とは何か全然知りませんでしたが、これはリーダーのバイブルと言われているものだったんですね。

かつて小泉首相が当時外務大臣をしていた田中真紀子氏のあまりなる言動を諌めるために、重職心得箇条をプレゼントしたところ、「こんな江戸時代のカビの生えた話など要らない」と言ったそうです。言志四録を読んだことがあり、佐藤一斎という人物を知っている人であれば、そのようなことは決していえないですね。

重職心得箇条も言志四録も全く古臭いところはなく、物事の本質を突いていて、気づかされることばかりです。人の上に立つ人には、是非読んで、かつ実践してもらいたいですね。自分も明日から少しずつでも実践していこうと思います。



［現代語抄訳］言志四録
佐藤 一斎